2024.08.20
「体内の水分」と「筋肉」の関係
まだまだ残暑厳しい日々が続きますが、皆様お元気にお過ごしでしょうか?
今回は、人間の体の約7割を占める「水分」と、体を動かすために欠かせない「筋肉」の関係性について、詳しくお話していきます。
なぜ、筋肉に水分が必要なの?
私たちの体は、約60~70%が水分でできています。そして、この水分の大部分が筋肉の中に存在しているのです。筋肉は、単に体を動かすだけでなく、体内の水分バランスを保つ上で重要な役割を担っています。
筋肉が水分を必要とする理由
- 「栄養素の運搬」
筋肉細胞に栄養素を運ぶ血液のほとんどは水分でできています。水分が不足すると、栄養が筋肉に届きにくくなり、筋肉の働きが低下してしまいます。 - 「老廃物の排出」
筋肉で生まれた老廃物を血液を通して体外に排出する際にも、水分が不可欠です。水分が不足すると、老廃物が溜まりやすくなり、筋肉の疲労や痛みを引き起こす可能性があります。 - 「体温調節」
汗をかくことで体温を調節する際にも、水分は重要な役割を果たします。水分が不足すると、体温が上昇しやすくなり、熱中症のリスクが高まります。
水分不足が体に与える影響
水分が不足すると、私たちの体は様々な不調をきたします。
- 「筋肉の疲労」
筋肉に十分な水分が供給されないため、筋肉が硬くなり、疲れやすくなります。 - 「筋肉の痙攣」
足がつるなどの筋肉の痙攣が起こりやすくなります。 - 「関節の痛み」
関節の潤滑油となる関節液の成分も水分であるため、水分不足は関節の痛みを引き起こす可能性があります。 - 「集中力の低下」
脳の働きにも水分は必要です。水分不足は、集中力の低下や思考力の低下を引き起こす可能性があります。
なぜ、夏場に「足がつる」人が多いの?
夏場は汗をたくさんかくため、体内の水分が失われやすくなります。特に、運動をしたり、高温多湿な環境下で過ごしたりすると、より多くの水分を失います。
水分が不足すると、血液がドロドロになり、筋肉への血流が悪くなります。また、汗と一緒にミネラルも失われるため、筋肉の働きをサポートするミネラルが不足し、筋肉が痙攣を起こしやすくなるのです。
日常生活でできること
水分不足を防ぐためには、こまめな水分補給が大切です。特に、運動前後はしっかりと水分を補給するようにしましょう。
- 「こまめな水分補給」
喉が渇く前に、少しずつ水分を補給しましょう。 - 「ミネラルウォーター」
水だけでなく、ミネラルウォーターやスポーツドリンクを飲むのもおすすめです。 - 「食事から水分を摂る」
果物や野菜など、水分を多く含む食品を積極的に摂りましょう。 - 「アルコールの摂り過ぎに注意」
アルコールは利尿作用があるため、体内の水分を排出させやすくなります。 - 「室温管理」
室温を適切に保ち、涼しい環境で過ごしましょう。
まとめ
水分と筋肉は、密接な関係にあります。水分が不足すると、筋肉の働きが低下し、様々な不調を引き起こす可能性があります。こまめな水分補給を心がけ、健全な体を目指しましょう。普段の日常生活で気を付けることもご提案させていただきます。もし何か分からないことがありましたらどんどんご相談下さい!