お酒は飲んでいいの?
こんにちは
佐々木 杏奈です!
今年も残すところ後1ヶ月になりましたね!
年末といえば忘年会!私も早速忘年会に行ってきました!
そこで今回は、怪我とアルコールについてお話していきます!
足首の捻挫や膝の捻挫、ギックリ腰や寝違えなど、急性の怪我は様々ですが、怪我をされて来院された患者様によく聞かれるのが「お酒は飲んでいいですか?」という質問です。
中には、すでに飲み会でお酒を飲んでしまったという方も多くいらっしゃいます。
しかし、怪我をしてからのアルコール摂取はお勧めできません!
まず、アルコールの作用として「体温の上昇」があげられます。
体温が上昇、つまり血行がよくなるため、炎症を起こしている部分の血行も良くなり、更に炎症がひどくなります。そして体温上昇により発汗も促されるため、身体の水分が不足がちになります。
次にあげられるのが「非常に強い利尿作用」です。
特にビールは利尿作用が強く、多くの水分を失います。
お酒を飲んだ翌日に足や顏がむくんでいたという経験をしたことがあると思います。
それは、この発汗作用・利尿作用により身体の水分が不足し、排出すべき老廃物が溜まってしまうことにより起こるのです。
もう1つアルコールがお勧めできない理由が「脳の麻痺」です。
皆さんも、飲み会の次の日に身に覚えのないあざや傷があったという経験をしたことがありませんか?
アルコールを摂取すると、血液によってアルコールが脳に運ばれる為、脳が麻痺し高揚感や平衡感覚の異常が出現します。
それにより、痛みを感じにくくなったり、転びやすくなったりします。
その為、痛みをかばう事も出来ずそれどころか行動も雑になる為、炎症を起こしていた部分は更に悪化してしまうのです。
これらの事から、怪我している時のアルコール摂取は状態を悪化させてしまうことがわかりますね。
お酒を控える事が一番ですが、どうしてもお酒が飲みたい、忘年会、新年会が、、、という方は少量のお酒で我慢し、水分をよくとるようにしましょう!
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